Happyhappy著「宇宙はイケメン彼氏」レビュー

過去と未来は幻想。ほんとうは「いま」しかない。

この「いま」をこの本ではお茶の間視点と読んでいます。

テレビの中ではタイタニック号が沈没していき、それを見てる自分はあたかも乗組員になったつもりでふるえています。でも、いざCMになると、みかんを食べてる。

人は自分が映画の中の主人公と思い込んで、映画に埋没しています。そこから一歩ひいてみると、画面の前では、安心安全ポッカポカの本当の自分がいます。

 

ジャンルとしては「ゆるふわスピ」だと思います。

そのままでいいよ、とか、ありのままで完璧、とか書いてます。

僕は普段、自己啓発とスピリチュアルの本を読みます。

自己啓発は「川上り」でスピリチュアルは「川下り」。そんなイメージです。

その中でもこの本はごりごりの川下り。

 

心屋氏がトランプで例えたように、この本では、ぶるぶるビート板で、嫌なこともうれしいことも、裏を返せば、同じ柄、水なんだよと書いてます。息をしたいなら、多少くさくても空気を吸いましょう、ということです。

 

こういう本を読むと、よし、やりたいことをしよう!と思って、お金を使ってしまうクセが僕にはあります。

出すと入ってくるといいますが、入ってきた試しがありません。いつも後悔します。

 

この本で一貫して伝えているのは、ネガティブな感情を認めるということです。

嫌な感情にふたをするのではなく、感じてあげる。具体的にどうすればいいかというと、感情がやってきたら、すぐにキャッチして投げるイメージをするのです。

 

全体の評価としては、イラストでわかりやすい、平易な言葉で理解しやすかったです。

 

それではよい読書ライフを!